1961-05-11 第38回国会 参議院 逓信委員会 第23号
○参考人(江尻進君) 問題点は、新聞に対する郵便料金を通じての経済的援助という問題だろうと思いますが、私たちは、この郵便料金が安いということによって、経済的援助を受けておるというふうには考えておりません。新聞事業が受益者でなくて、読者である国民が受益者であるという建前であって、その後進的な地域の国民に対して、社会政策的に国家あるいは社会が援助していいのじゃないか、こういう建前から主張しているわけであります
○参考人(江尻進君) 問題点は、新聞に対する郵便料金を通じての経済的援助という問題だろうと思いますが、私たちは、この郵便料金が安いということによって、経済的援助を受けておるというふうには考えておりません。新聞事業が受益者でなくて、読者である国民が受益者であるという建前であって、その後進的な地域の国民に対して、社会政策的に国家あるいは社会が援助していいのじゃないか、こういう建前から主張しているわけであります
○参考人(江尻進君) 外国の新聞に比べますと、日本の新聞は非常にページ数が少ないわけでございます。アメリカあたりでは平均して一日、平日の新聞が四十ページございます。日曜日になりますと百数十ページというような紙面を出しております。これはヨーロッパにおきましては幾分少のうございますが、日本よりもはるかに多いページ数を出しておるわけでございます。これはやはり世の中の事象というものが複雑になって参りまして、
○参考人(江尻進君) 私は新聞協会を代表いたしまして、利用者、特に第三種郵便物の利用者というような立場から、若干意見を述べさしていただきたいと思います。 第三種郵便物は御承知のように、発足以来非常に安い値段で実施されてきているものでございますが、その理由は、新聞、雑誌というようなものが、社会公共性が非常に高いという立場からそういう政策がとられてきているわけでありまして、これは世界的に同じ取り扱いを
○参考人(江尻進君) 公社時代には同様のことを要求してもやってもらえなかった。現在は簡単にやってもらえる。施設も改善された……。
○参考人(江尻進君) 料金は御承知のように国際協定がございますから、一方的に下げるというわけにはいかないと思います。結局、施設の改善、サービスの向上という面に向けられていると思います。
○参考人(江尻進君) 参考人としての出席を求められましたのが数日前でございましたので、広く新聞界全体の意向をまとめる手続をとることができませんので、主たる関係社八社の参集を求めまして討議いたしまして、その結果、次のような意見を取りまとめた次第でございます。 結論から申しますと、議案に関しましては、新聞界といたしましては反対の意向を表明いたしたいと思うのであります。提案理由のいずれを拝見いたしても十分
○江尻参考人 簡単に申し上げます。この法律によりまして、最も大きな影響を受けますのは、言論報道界でありますから、新聞人といたしましては、本案の内容について非常な関心を持つものでございます。ことに終戦前に軍機保護法、国防保安法その他の立法によりまして、新聞の報道が不当に制限され、また新聞人に対し非常な圧迫が加えられました苦い経験を味わつて参りました新聞界といたしましては、できることならこういう法律がないことが
○公述人(江尻進君) 私は午後会議がございますので、失礼さして頂きたいと思いますが……。別に申上げることもこれ以上ございませんですから……。
○公述人(江尻進君) 日本新聞協会編集部長の江尻進でございます。 御提案の三法案に関しましては、新聞、通信、ラジオの関係各社の代表が集まりまして意見を取りまとめた次第でございますが、これにつきましてはすでに二月十九日の衆議院の電気通信委員会においてもこの見解を申上げた次第であります。本日はこれを重ねてここで申上げるわけでございます。 結論から申しますれば、条件付で本三法案に対して賛成の意見を表明
○江尻参考人 提案の三法案に対しましては、新聞、通信、ラジオ関係各社の意見を総合いたしまして、條件付で賛成いたします。旧法では私設有線電気通信設備を設置し、利用できる範囲は極度に制限されていましたが、新法案ではこれを大幅に緩和いたしましたことは、電気通信の効率的使用を促すという意味で喜ばしいことと考えまして、立案者に対して敬意を表する次第でございます。 次に法案に対する修正意見を若干申し述べます。
○公述人(江尻進君) まあ言葉が少しきついかと思いますが、国際的な先進国の前例から見ますと、そういうことじやないかと考えるわけであります。人員が企業の形態に比較して多過ぎやしないか。
○公述人(江尻進君) 日本新聞協会編集部長をやつております江尻進であります。本日公聴会に付議されました両法案について、言論界代表として意見を述べよという仰せでございましたが、私のほうの協会といたしましては、正規の意思決定機関であります理事会を開く時間的余裕がございませんので、主な新聞通信社五社の責任者の会合を求めまして、この法案を研討いたしまして、一応の見解を取りまとめた次第でございます。以下申述べます
○公述人(江尻進君) 極く簡単に申上げます。 本日の参考意見を述べるにつきまして日本新聞協会に参加しております全国の日刊新聞の論説を調査いたしましたけれども、郵便法の改正によつて郵便料金の全面的値上げを支持するという論説を掲げておるものは遺憾ながら一つも発見することができなかつた次第でございます。先ほどからいろいろと述べられておりますように一般の世論も大体これを支持しておるのではないかと考えられるのであります
○参考人(江尻進君) 必ずしも一般会計から絶対に支出せなければならんと考えておるわけではございませんで、それしか方法がないというならば、そういう方法をとられたらよかろうというだけの問題でございます。
○参考人(江尻進君) 一面において経営の合理化ということがやれないかということです。それから第二には独立採算を建前とすべきでありますが、先ほど組合の鈴木書記長から言われたように、一般会計からの繰入れというような問題も考慮して然るべきじやないか。それからこれだけではインフレに影響がないということは、数字的に見ると影響は微弱であるかも知れませんが、他のものと相待つて全面的に影響を来たして来る、即ち最近値上
○参考人(江尻進君) 簡單に申上げます。結論から申しますと、今回の値上案に対しては遺憾ながら賛成いたしかねる次第でございます。その理由を申述べます。 第一に、政府は電信電話だけでなく鉄道、郵便料金、電気、ガス、水道料金など、その他米価など国民生活の根幹になるところのいろいろな物価を全面的に引上げる政策をとつて、政府が先頭に立つてインフレ機運を助長するという状態にあります。我が国の電信電話事業はすべて
○江尻参考人 最近の値上げには、電信電話料の値上げは入れて計算してございません。従つて今度大幅の値上げになりますれば、どうしても再び新聞の値上げということも、考慮せざるを得なくなるのじやないかというふうに考えております。
○江尻参考人 新聞、通信、放送関係の事業は、申すまでもなく電信、電話を最も有力な伝達の手段として利用して、その機能を発揮しているものでありますから、新聞界といたしましては、電信、電話に関する問題については重大な関心を持つものでございます。また一般の世論に接する機会も多くその動きに関心の深い立場にあります関係上、本日は新聞界の意見並びに一部の世論を代表するという立場で、二、三の意見を申し述べたいと存じます
○公述人(江尻進君) 私は日本新聞協会編集部長の江尻進であります。本日は言論界を代表する立場から、放送法案に関する御意見を申述べたいと存じます。 私の所属しております新聞協会の加盟者の中には放送会社の出願をしておるものが多数ありますが、その一方におきましてこれとやや対立的関係にあるNHKも又新聞協会に所属しておる次第でございます。従つて加盟者の中にはこの法案に対して現実に重大な利害関係を感ずるものが